心意六合拳 回族から伝承した勇猛果敢なカンフー

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弓歩の練習

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回族から伝承した勇猛果敢なカンフー

心意六合拳は、河南省洛陽の回族の出身である、馬学礼(1711-1790)から始まる。
回族とは中国にあってイスラム教を信仰する少数民族である。

心意六合拳は「勇猛、豪快」と形容される。
回族心意六合拳は、山西省漢族戴氏六合心意拳(略称:戴氏心意拳)や、形意拳と同根であるが、その風格は大きく異なる。
土地柄や信仰する宗教が流派の風格に影響を与えたであろうことが想像できる。

回族の中で伝承されてきた心意六合拳には2つの流れがあり、洛陽系と魯山系では、同じ河南省の回族であっても伝承内容や風格は大きく異なる。

魯山系は張志誠から始まり「心意大侠」こと、買壮図を擁し、そこから上海で活躍した廬崇高(?-1962)、「形意拳譜」を著した宝顕廷(1865-1944)らが輩出されている。

このように多くの伝人を輩出している魯山系だが、その内容や風格は大同小異である。
すなわち四把捶(心意六合拳を代表する最古の套路といわれる)を有し、十大形を流派の核とする。

洛陽系と魯山系の違いの本質とは?

十大形とは、虎、燕、鷂(はいたか)、馬、猴、鶏、熊、蛇、龍といった十種の動物の形と意をかたどった 象形拳(動物や人物を真似たカンフーの種類)のことである。

対して洛陽系では基礎套路に四把捶をおき、「百花点将」を総合套路とする。
また、訓練のメインは「定身拳」と「玄妙拳」になる。

ともに単式(一つの動作を左右繰り返す練習法)と套路(型)がある。
ただし、玄妙拳はほとんどが失伝している。

魯山系の心意六合拳が大きくダイナミックなのに対して、洛陽系では震脚を多用し、動作はコンパクトで速いのが特徴だ。

また、ひとつ特筆に価するのが洛陽心意六合、第三代、馬梅虎は、1805年生まれで1924年に没していることが家譜(家系図)に記されており、119歳の長寿を誇ったことになる。
外見上、非常に激しい洛陽心意六合拳であるが、これだけの長寿をまっとうするには、計り知れない先人の智慧が隠されているのかもしれない。

四把捶は、形意拳、心意拳ともに共通する最古の套路である。
套路の構成や技法動作、名称はなぜかほぼ共通している。

しかし、河南省洛陽に伝わった四把捶だけはかなり趣が異なる。
各派の四把捶を比べることで形骸化しそうな技法も、その本質が見えてくるのは興味深い。


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