たった5分で理解できた! 実はよく知らなかった太極拳

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夕方に太極拳

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太極拳とは?なぜか日本だけ劇的に広まった理由

日本や中国を含めた東洋の哲学のなかで、とても重要な考え方の、陰陽・太極思想を取り入れた武術の一種です。

形意拳や八卦掌とならんで「内家拳」という武術のカテゴリーのなかでも、代表的なカンフーとして知られています。たぶん、日本国内で「太極拳」という言葉を知らない方は、ほとんどいないのではないでしょうか。

よく目にする太極マーク

よく目にする太極マーク

健康法として「カラダに良い」と評判になったので、本来もっていた武術的なものとしてではなく、フィットネスとして取り組んでいる方が多いです。

また一般的なイメージで、中国の朝の公園でみなさんが集団で集まって「太極拳」を、 健康運動の一つとして練習している光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
一方で、武術としての「太極拳」に取り組んでいられる方もいらっしゃいます。

世界的にみても、日本では、愛好者がとても多くて「太極拳のまち」を宣言した、福島県喜多方市もあります。
このように、自治体で太極拳を推奨しているケースは、非常に稀ですが日本国内で浸透しているあかしともいえます。

どうして、ここまで日本国内で普及したのかは様々な説があります。
愛好家の方は、主に中高年齢の方が多いようで、あせらずにノンビリと取り組める手軽な運動として、広まっていったようです。

太極拳の特徴 太極拳のあまり知られていない側面

カンフー、武術として伝えられてきた太極拳を、一般的に「伝統拳」もしくは「伝統的な太極拳」と呼びます。

さまざまな基本トレーニングや、型、対人練習もするのが一般的な「伝統的な武術としての太極拳」の練習法です。
このように段階的にステップアップを踏みながら、それぞれの門派(流派)の太極拳のテクニックを学んでいきます。

その中でも、みなさんも眼にする事が多い套路(型)の練習は、ゆるやかに流れるようにゆったりとした動きで行うことで、正しい姿勢を身につけることを主な目的として行います。
しかし、実際に戦う武術として行う場合はゆっくりした動作ではなく、上級者になれば素早くてチカラ強い印象を受けるかもしれません。

素手の型の延長として、太極剣や、太極刀、春秋大刀、槍など、いろいろな武器の型も練習したりします。

また、太極拳の型は健康法としての一面がよく知られていて、一般に「太極拳」と言う場合には、武術としてではなくて、健康体操のひとつとして思われる方が多いと思います。

それぞれの流派に伝わっている型を基にして、スポーツとして整理された太極拳や、みなさんが取り組みやすいように健康体操としてやさしく組み直された太極拳などを、「伝統的な太極拳」に対し「制定拳」といったりします。
現在、広く一般に普及している簡化太極拳(二十四式太極拳)は、中国政府が編纂・制定したものです。

日本で「武術太極拳」と呼ばれている競技は、世界的には「武術(ウーシュウ)」と呼ばれているもので、 カンフーの流派、太極拳、長拳、南拳をスポーツ化させたものです。
型の美しさを競い合い、健康を磨く競技として親しまれてもいます。
また、いっぽうで、伝統的な武術として、トレーニングされている方もいます。
どちらが良いとか悪いのはなく、さまざまなカンフーの取り組み方があって、愛好家のひとが、みんな仲良く楽しくエクササイズできることを期待しています。

太極拳の門派(流派) 太極拳には膨大な流派が存在します


太極拳の門派の一部をご紹介します。

  • 陳式太極拳
  • 楊式太極拳
  • 呉式太極拳
  • 武式太極拳
  • 孫式太極拳
  • 簡化太極拳(二十四式太極拳)

陳式太極拳

河南省、陳家溝の陳氏一族を中心に伝承されてきたカンフーで、全ての太極拳の源流といわれています。
やわらかい緩やかな動きと、纏絲勁(螺旋、ねじりのうごき)によって、全身のチカラをまとめて動かして繰り出されるスピーディーなキックやパンチを兼ね備えているのが特徴です。
見た目の動きが比較的大きいのが「大架」とよばれていて、動作が比較的小さいほうを「小架」とよび、2つのスタイルがあります。
中国で広まったのは20世紀に入ってからで、陳氏17代目の陳発科が北京で教え始めたからと言われています。

楊式太極拳

陳氏一家14代目の陳長興の弟子だった楊露禅が創った流派で、19世紀には北京で多くの人に広まったそうです。
その後も、楊露禅の子の楊健侯やその孫である楊澄甫と親子三代に渡って工夫されながら、いま現在は、澄甫が作ったといわれる型が普及しています。
その動きは、のびのびとして柔らかく、あまり激しい動きは行いません。

呉式太極拳

楊班侯に習った、呉全佑と、その子どもの、呉鑑泉によってつくられました。
摔角(シュアイジャオ:日本の相撲や柔道に近い投げ技)がベースになっていて、前傾姿勢が特徴でちいさな動きが印象的です。
流派によって歩幅や腰の高さに大きな違いがあります。
呉鑑泉が、上海でひろく普及したので、中国国内だけにとどまらず、香港やまたは海外に出向いた華僑の間の方にも親しまれています。

武式太極拳

上記の楊露禅の友達である武禹襄が 楊露禅に陳式太極拳を学んだ後、陳清萍に弟子入りして本格的に陳式太極拳を学んで、それに独自の理論を加えて創始したといわれています。
著名な伝承者である郝為真の姓をとって、郝式太極拳と呼ばれることもあります。
親族にしか伝承されないなど近年まで保守的な姿勢をとっていたために、伝承者は極めて少ないようです。
太極拳の名称の由来となったと言われる『太極拳譜』は、武禹襄の兄である武秋瀛が発見したと伝えられています。

孫式太極拳

孫禄堂によって創始された太極拳の門派の一つです。
形意拳の歩法(ステップワーク)、八卦掌の身法(身のこなし)、武式太極拳の手法(手の技)が統合されています。
「開合」という独特な動作を組み合わせ、快速な活歩(軽やかなステップワーク)によって転換することから、開合活歩太極拳とも称されます。

簡化太極拳(二十四式太極拳)

政府によって編纂された最初の制定拳として1956年に発表された、健康・体育を目的とした太極拳です。
楊式太極拳の主要な二十四の動作から構成されています。
いま現在、世界中で練習され、健康運動としての太極拳の普及に大きく貢献しています。
日本では一般的な太極拳教室で健康法として教えられていて、外国でもジムなどでヨガなどと一緒に教えられているケースが多いようです。
ごくまれにですが、楊式太極拳の入門用の套路として教えられることもあるようです。

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