測定方法 考慮すべき変数:体力評価とカウンセリング

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Ⅶ 体力評価とカウンセリング:測定方法 考慮すべき変数

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5.4 考慮すべき変数

妥当性、信頼性、客観性の評価基準を総合的に考えるとき、信頼性、客観性が満たされていなければ、妥当性の高い有効なテストとはなり得ない。また、テストを実施しようとするときに、以下のような変数を念頭に置いておかなければならない。

  1. 年齢:
    1.5マイル(約2.4km)走は大学生における持久力を測るのには有効なテストであることは知られている。しかし、青年期以前の子供に実施したときには必ずしもそうではない。身体の成熟度や過去の持久的なトレーニング経験が関係してくるからである。
  2. 性別:
    上半身の筋持久力を見たいとき、懸垂は男性にとっては有効なテストである。一方で女性の上半身の絶対筋力は男性とは異なるので不適当である。
  3. 過去のトレーニング経験:
    ベンチプレスを用いて1回だけ挙上できる最大重量を測る方法(1RM法)は、過去にベンチプレスのトレーニングをしたことのない人には、最大筋力を十分に発揮するための神経伝達経路が活性化されていないので有効な方法とはいえない。
  4. 運動の目的と測定項目:
    測定する項目はクライアントの運動の目的と目標に沿ったものでなければ意味は無い。例えば、健康増進を目指す人に俊敏性を測るサイドステップ・テストを実施することはないだろう。
  5. 環境条件:
    極度の暑さや寒さは生理的反応に影響を及ぼす。従って、測定時の環境が管理されているように注意する。
  6. トレーニング内容と測定項目の一貫性:
    これはトレーニングで行っていることをテストにも使うということを意味する。例えば、水泳選手の持久力を測りたい時に自転車エルゴメーターを用いるのは得策ではない。

5.5 測定の際の留意点

5.5.1 測定順序

安静時の記録を必要とする測定項目からはじめ、技術を必要とする項目、疲労に至る項目の順に続く。一般的な順序としては、安静時の心拍数をまず測る。次に身体組成、血圧、柔軟性、筋力、そして持久力の順に測定していく。

5.5.2 環境設定

ここでは2つのことをあげる。まずは複数回の測定で同じ機器を一貫して用いること。新しいものを導入しないこと。次に室温のコントロール。極度の暑さや寒さは結果に影響を及ぼすことになる。

5.5.3 クライアントの健康状態

測定を始める前にクライアントが心身ともに正常な状態であることを確認する。もし病気や怪我をしているのならば測定を延期する。またクライアントが十分な休養をとってあることを確かめる。薬の服用が義務付けられている人にはきちんと服用してきたことを確認する。

5.5.4 測定プロトコルの選択

測定の手順をクライアントに詳しく説明し、可能であれば模範を示す。ウォームアップおよび練習をしてから本番に入ること、もし間違ったやり方で行った場合にはどうするかということ、そして測定がどのような形で記録されるかということを伝える。

5.5.5 公平性

クライアントには客観性を持って公平な態度で接する。もし一人のクライアントに励ましの言葉をかけるのであれば、皆にそうする必要がある。

5.5.6 正確性

毎回、同じ方法で、同じ単位をもって記録されなければならない。

5.5.7 安全性

安全性が何より優先される。常に利害関係を明らかにしたうえで、危険なことは防止しなければならない。設備上の不備がないよう点検すること。測定値に十分なウォームアップをしたことを確かめ測定中に適当だと思われる場面ではサポートする。


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