高血圧:特別な人のための運動処方

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ダンベルカールをする女性


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Ⅷ 特別な人のための運動処方:高血圧

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2 高血圧

2.1 高血圧症の特徴

  1. 高血圧により、腎臓、心臓への障害が起こり、脳卒中が生じる。脳卒中は、血栓ができて、血管に栓をすることにより生じる。
  2. αブロッカーは血管拡張薬であり。収縮を求めることにより、血管を太くし、それによって血圧を下げようとするものである。血管のα受容体が、血管を収縮させるので、αブロッカーによって、その収縮を抑えようとするのである。
  3. 治療に伴う副作用としては、虚弱、めまい、低血圧症、高血圧症、悪心、起立性血圧症、心臓機能不全などがある。

2.2 高血圧症の運動許可基準

  1. 安静時血圧が180/110mmHg以下(ただし、160/100mmHg以上は強度をかなり制限する必要がある。
  2. 特定の原因疾患が除外されていること。
  3. 重篤な臓器障害がないこと。
  4. 可及的に運動負荷試験によって運動時の血圧反応や心電図変化をみておくこと。
  5. スポーツの種類としては等張性なものを主体とすること。
  6. 強度は、呼気ガス分析や血中乳酸モニターリングを行った場合にVTやLTを指標として有酸素運動の範囲で、そうでない場合は実測最大心拍数60~80%程度を原則とする。ただし、血圧が上昇しやすいものに対しては強度を下げること。

1.3 肥満者に対するトレーニングの注意点

  1. 疲労、倦怠感があるときにはトレーニングを行わない。散歩をしたり、自転車をゆっくりしたペースでこいだりして、楽しむ程度にとどめる。
  2. 利尿剤によってカリウムイオンが減少すると、不整脈が出現しやすいため注意を要する。
  3. βブロッカーによる治療を受けている人は、心拍数が運動に対して正常な応答を示さない。このため主観的運動強度(RPE)が、運動強度の指標になる。
  4. トレーニング中の血圧を測定するのは難しいが、それが必要な患者もいる。その場合、トレーニング中の患者の様子と、血圧を観察する。
  5. トレーニング中の血圧を測定するのは難しいが上昇したら、患者を寝かせ、トレーニングを中止する。
  6. トレーニング中の血圧に異常がみられるようなら、トレーニングプログラムを修正する。
  7. トレーニングプログラムは、ゆっくりと進めていく。
  8. 手をきつく握り締めることを避けなければならない。
  9. バルサルバ効果を避ける。
  10. トレーニングは、快適なものである必要がある。患者はオリンピックを目指しているわけではなく、日常生活レベルで活動範囲を広くすることを望んでいる。
  11. 3ヶ月医師に診てもらっていない場合、よほど症状が安定しているのでなければ、医師による診察をすすめる。


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  • NSCA-CPT、健康運動実践指導者の合格者がカンフー指導にあたっています。
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