慢性閉塞性疾患、喘息、関節炎:特別な人のための運動処方

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Ⅷ 特別な人のための運動処方:慢性閉塞性疾患、喘息、関節炎

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9 慢性閉塞性疾患

空気の流れの慢性的な閉塞で、二酸化炭素の停留に至る。通常、動脈血中の二酸化炭素分圧は、40nnHgくらいである。通常に呼吸をしていれば、その値は一定に保たれる。ところがもしも閉塞性慢性肺疾患により十分に呼吸ができないと、二酸化炭素分圧が上昇し、代謝に影響が出てくる。

  1. 喫煙により、肺胞が破壊される。
  2. 喘息などの疾患を総称して、慢性閉塞性肺疾患という。
  3. 遺伝的要因によるものもある。
  4. 息切れや、閉塞の悪化が起こったら、トレーニングを中止する。
  5. トレーニングに際しては、患者の限界を少しずつ伸ばしていく、という考え方に基づいて行う。
  6. 3ヶ月に一度は医師に相談することが大切である。

10 喘息

喘息は、発作性の気管支痙攣性の気道閉塞である。気道が過剰反応し、すぐに喘息をおこす。この喘息を、運動によって悪化させないようにすることが必要である。
医師への紹介は症状の程度と関連した問題を考えて行う。

11 関節炎

変形性関節症は、摩擦によって生じたものである。リウマチ性関節炎は、自己免疫系の疾患であり、心臓、肺、肝臓、腎臓、関節、血管壁に影響を及ぼす。関節の融合の慢性的炎症をもたらす。膝、股関節、背中、肩などがその対象となる。

  1. 変形性関節症の患者では、トレーニングは1日の中の早い時間帯に行うこと。時間が経つにつれ、症状が悪化するからである。
  2. どんな筋肉がその関節を支えていて、どんな力が働いているのかを十分に考慮した上でトレーニング内容を構成する。
  3. リウマチ患者では、1日の中の遅い時間帯にトレーニングを行う。動いて、身体が温まった状態のほうがトレーニングを行うのに好都合だからである。
  4. トレーニング前に、服薬の有無を確認する。急性の関節炎が再発したら、トレーニングを中止する。

12 けいれん発作

患者には薬物療法が必要である。血液中の薬物濃度が低下すると、発作が起こる。薬物療法により、めまい、予期できない血管運動応答、気分の変化が生じ得る。過換気により、発作が起こり得る。これは、二酸化炭素分圧が減少し、その結果、脳への総血流量が減少するために起こる。問題のある患者は、医師に紹介することが必要である。

13 まとめ

  1. 強度、速度を低くし、頻度はやや少なめにする。
  2. 初心者の場合、関節に負担がかからず、快適に進歩していくことのできるトレーニングメニューを作る。
  3. 目標設定は、現実的であることが必要で、目標の達成時にほめること。クライアントがプログラムに敗北してしまわないようにする。
  4. 問題を抱えたクライアントは、彼ら自身が異常で不快であると感じている。彼らを、普通に扱うことが必要である。
  5. 1週間の休みを入れながらトレーニングを行う。
  6. 1年に2~3回、1ヶ月間の休みを入れるべきである。そして新しい活動を行うようにする。時期ごとに区切って計画をたてるようにする。
慢性閉塞性疾患:呼吸する場合に、呼吸時に胸腔内の圧力で肺胞や細気管支が押しつぶされ閉塞したり、炎症により気道が狭窄し閉塞することによって、十分にできないため、二酸化炭素ふぁたまり酸素が不足する。酸素吸入しないと日常生活も送れなくなるほど悪化する場合もある。喫煙や慢性の気管支炎などによって発生し、一般に高齢者に多い。気管支喘息や慢性肺気腫等がこれに含まれる。
一般に、激しい運動は不可能である。呼吸数が多くならない程度の運動で徐々に慣らしていく。

喘息:気道の過敏性による可逆性狭窄によって生じる発作性呼吸困難。
アレルギーや感染症、自律神経失調、精神身体要因、内分泌異常などの様々な発作が起こると窒息死することもあり、早急な対応が必要となる。

関節炎:変形性関節症は種々の原因で関節軟骨が減少し、骨が変形した状態。靭帯損傷や骨折、加齢、各種炎症性疾患に連続する。関節の機能が損なわれ、荷重や運動時に疼痛を起こす。基本的に疼痛時は運動を避ける。疼痛が軽減してからオープンキネティクスの運動から始め、筋肉による関節の支持を高めるようにする。筋力が十分に強化されてきたら、関節の正常なアライメントを維持するように気をつけ運動指導する。リウマチは炎症性疾患であり、激しい運動により悪化する為、可動域の確保や生活に必要な筋力を維持する程度の運動が望ましい。鍛えて治る疾患ではない。


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